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クリエイターと企業をマッチングする、ものづくりのプラットフォーム「design-proposal」がオープンしました。アイディアをクリエイターが発想し、商品化を発売元企業が行い、生産を生産企業が行う仕組みです。商品化アイディアを持つデザイナーや、製品化するアイディアを募っている企業には、朗報です。design-proposalは、以下のコミッティーメンバーにより方針を協議し運営されています。
名児耶秀美(アッシュ・コンセプト)/矢島 岐(良品計画)/田村昌紀(センプレ・デザイン)/宍倉剛直(イデア・インターナショナル)/天野穣滋(ジョージクリエイティブカンパニー)/安積 伸(a studio)/NOSIGNER/黒川雅之(Kスタジオ) (順不同・敬省略)
※会員企業は以下。
アッシュ・コンセプト / 良品計画 / イデア・インターナショナル / ユニオン / Kスタジオ
   
design-proposalのオープンに当たって、多くのデザイン運動を活発に行っている総合プロデューサーである黒川雅之さん 【 写真 1 】 にお話を伺いました。
黒川雅之さんと言えば、85年に毎日デザイン賞など多数のデザインアワードを受賞されているデザイナーであり建築家です。プロダクトの代表作には、ニューヨーク近代美術館(MOMA)に永久コレクションされている「GOM/ASH TRAY」ゴムシリーズ 【 写真 3 】 や今では当たり前にもなったTOTOの「蛇口」 【 写真 4 】 など数えればきりがないほど数多くあります。
黒川さんは、「design-proposal」の仕組み作りの話の中で、代表作でもあるゴムシリーズの開発秘話を引合いに、“偶然が引き寄せた企業との出会いの連続で商品化された背景”を話されました。
「ゴムの素材に惚れて、アイディアを考えて、図面を描いて、いざ製品化しようとしたところ、どこに売り込めばいいのか検討もつかないことに気がついた。しかたがないので、職業電話帳を手にとって、ゴムの覧をめくり、目に留まった会社へ電話してみたら、たまたま社長が建築家としての僕のことを知っていて、デザインを見てもらったら気に入ってもらえたんです。そして、試作、商品化へとつながりました。」
建築家として成功していた黒川さんにとっては、すでに追い風が吹いていました。
黒川さんは、続けて言いました。
「僕がたまたま、当時建築家としてそこそこうまくいっていたからよかったけど、普通は簡単にはいかない。その苦労は、デザインのプロセスではないところのほうが大きいかもしれない。だからこのデザインプロポーザルを始めたんだ。」
黒川さんは、クリエイターと企業のマッチングをdesign-proposalで実現しようとしています。Webサイトの「赤い島」には、よいアイディアを求めている多くの企業がいます。クリエイターは、アイディアを求めている企業の中から、売り込みたい企業へインターネットを介して直接アプローチすることが出来ます。また、お目当ての企業が製品化してくれなくても、登録企業からアプローチがあるかもしれません。現在、「赤い島」に登録している企業は、アッシュコンセプト、イデアインターナショナル、K inc、良品計画、ユニオンなど多数あります。これらの企業は、自社のブランドで展開したいアイテムを心待ちにしています。
このシステムは、クリエイターの間口を広げるツールですが、製品化のハードルを下げるツールではありません。誰もがアイディアを具現化できるわけでもありません。多くのアイディアが流通することによって、クリエイターにとってこれまで以上にデザイン力や商品力などが問われることになるかもしれません。新たな登竜門にトライしてみてはいかがでしょうか?

■design-proposal
http://www.design-proposal.net/


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【 1 】 「design-proposal」総合プロデューサーである黒川雅之さん



【 2 】 「design-proposal」サイト画像



【 3 】 「GOM/ASH TRAY」ゴムシリーズ



【 4 】 TOTOの「蛇口」

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