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東京・広尾にある在日フランス大使館は、2008年の日仏交流150周年を機に敷地内に新館を建設しました。昨年の11月には、大使館機能の移転を新館に移設し、まもなく旧館の取り壊しが行われます。旧庁舎は、20世紀を代表する建築家、ジャン・プルーヴェに師事したフランス人建築家、ジョゼフ・ベルモンが設計。1957年に建てられた風格あるこの建物は、日本に残る貴重なモダニズム建築として知られています。半世紀経った今でも色あせない魅力を放つ建物が取り壊されてしまうのは、とても残念です。
旧庁舎が取り壊される前に、アートの発信の場として一般公開しようという試みが、今回開催されたアートイベント「No Man’s Land (ノー・マンズ・ランド)」です。取り壊されるまでの2 カ月間限定で、日本やフランスのアーティストが、旧庁舎を“キャンバス”にアートやデザインなどのイベントを披露します。作品展示やワークショップも行われ、一般の人でも旧庁舎に入れる最初で最後のチャンスとなりました。
このアートイベントに合わせ、2009 年11 月28 日(土)から12 月6 日(日)の9日間にわたり、バンタンデザイン研究所がデザインイベント「Voilà Vantan!」(これがバンタン!)を開催しました。「デザインのチカラ」をテーマに、同校の卒業生がデザイナーを務めるファッションブランドによるインスタレーションをはじめ、在校生による作品展示、小学生から参加可能なデザインワークショップなどが開かれました。在校生が手掛けたスペースは、イベントがスタートしてからも、制作が続けられました。これは、デザインが生まれていく様子を来場者の方に見てもらうことで、“デザインの力”を体感してもらおう、という試みです。
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エントランスには、イベント「No Man's Land」のゲートが。

フランス大使館旧館すべてをキャンバスととらえて、室内から室外まで、ペインティングから立体物まで様々。大胆な色使いと印象的なモチーフが建物を彩ります。

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