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clear.gif ■P-noir(ピーノワール) ── Pierrot noir 黒いピエロ
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続くロボットは「P-noir」。ヒューマノイド型ロボット「PINO」のデザインでお馴染みの、ロボットデザイナー・松井達哉氏の手によるものです。
オルゴールをイメージさせるような、丸い舞台が設定されており、定時になるとロボットがバレリーナのように動きます。来館者が舞台に近づいて、黒い箱のような装置を振ると、ロボットは踊りの中で腕を上げ、こちらに応えてくれる仕組みです。
そもそもピエロは、権力者が笑わせてくれるだけの人間を雇った事に由来します。そこには人格など存在せず、まさに機械でした。
あくまでも見世物として存在するロボット「P-noir」。切なさを感じたのなら、それはロボットによってもたらされた`ミーム'なのです。

P-noir ムービー
【Movie】 P-noir 
29秒 4.6MB


P-noir
「P-noir」

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円形状ステージ
円形状ステージをオルゴールの見立てている
P-noirの顔
表情も微妙に変化する

clear.gif ■Orchisoid(オーキソイド)
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最後のロボットは、いわゆる`ロボット'のイメージからはかけ離れています。鉢植えの蘭に電極が取り付けられ、下部の台には車輪が付いていて、動いたり止まったりします。
電極のように見える装置は「マイクロボルト植物電位測定器」です。 これは脳波計に近い機械で、植物を移動させることによって変動する生体電位*を測定しています。ロボットに植物が活性化する状態を学習させ、ゆくゆくは植物の意志のとおりに動くロボットができるようになるかもしれません。いままでにない視点から提案されたロボットです。
Orchisは野生種の蘭、soidは「もどき」という意があり、Orchisoidで野生の蘭もどき、という意味です。 現在でも新種が見つかるほど変化が激しく、また、その美しさに魅せられて人工交配が重ねられてきた植物、蘭。移動手段を与えられた蘭は、新しい野生の蘭と言えるのかもしれません。
藤幡正樹氏(メディア・アーティスト/東京藝大先端芸術表現科教授)と、銅金裕司氏(アーティスト/海洋学/園芸学)による作品です。

*電位
電気的な観点から見た、その点の位置の高さ。電流は電位の高い方から低い方に流れる。生体電位を計測するものとしては、脳波・筋電・心電図などがある。

Orchisoid ムービー
【Movie】 Orchisoid 
13秒 1.7MB


Orchisoid
「Orchisoid」

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2台のOrchisoid
吊るされた蘭の下で
2台の「Orchisoid」が動く
マイクロボルト植物電位測定器
マイクロボルト植物電位測定器の説明
人が近づいただけで、電流が変化する

clear.gif ■二足歩行カタログ
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相次いで発表されたヒューマノイド型ロボットですが、実際はまだ歩き始めたばかりです。二足歩行とは何なのか、を示すのがこのコーナーです。
来館者がボタンを押すと、さまざまの二足歩行する動物が、前方のプロジェクターに同時に映し出されます。ロボット「PINO」をはじめ、よちよち歩きの赤ちゃん、腰の曲がったおばあさん、狂言師、爪先立ちのバレリーナ、果ては日本猿、ニワトリ、あひるまで・・・。、それぞれの歩行スタイルを比較すると、各々が固有の方法で進んでいることが分かります。

二足歩行カタログ ムービー
【Movie】 二足歩行カタログ 
17秒 1.6MB

二足歩行カタログ
赤ちゃんとPINOの競争は、赤ちゃんの勝ち


clear.gif ■ロボットと人間の未来を探る
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会場中央部では「PC上でロボットをデザインし、展開図をプリントアウして、立体にできる」という楽しいワークショップもあり、子供達にも好評を博していました。

「何かの役に立つロボット、というものではないものをあえて展示した」と言うのは、科学未来館の福田幹氏。ロボットをテクノロジーそのものの側面からではなく、私たちは科学技術をどのように受け入れていくのかという文化的な側面から見つめ直し、そこから新たな興味を引き出したい、という意図です。
昨年は、ロボットデザインというジャンルが定着したともいえる1年でした。「デザインが時代を映す鏡なら、今後、ロボットデザインに時代の精神を読み取ることができると考えています」(展覧会パンフレットより)と語る松井達哉氏。日進月歩の技術革新の中で、真の意味で我々の生活の中にロボットが定着する日も、そう遠くないのでしょうか。


関連サイト
 JDNリポート「AXIS Forum 松井達哉」
 桑沢デザイン塾「竹村真一 松井達哉」

 日本科学未来館

日本科学未来館
日本科学未来館外観



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