ミラノサローネが無事に終わり安堵している。昨年誕生した「エリータデザインアワード」の初グランプリをCanon NEOREAL WONDERが受賞し、メンバー一同大いに盛り上がったが、今年はミラノ大学のキャンパスで「Photosynthesis - 光合成」を展示コンセプトとしたパナソニックが受賞した。二年連続日本企業が受賞し、サローネに新たな流れを作り出している。
今年のサローネは設営前から雨と寒さの悪天候に見舞われ過酷年であったが、各社の展示から今後のトレンドを予知する上で大変興味深いものであった。詳しくは、分析作業を終えた後JDNで報告したいと考えている。気になった点は次の通りである。
成熟した国際社会は過酷なまでも新たなスキームを求め始めている。価格や質の二極化はますます明確化されてくる。環境をテーマとした製品が顕在化してくる。デザインとデザイナーを話題としてきたサローネ時代は終わる(弱まる)。新たな価値創造をビジネス化するコラボレーション時代(特にファッションブランドの仕掛ける)に突入する。
さらに来年は日本企業がたくさん参加しそうな気配が伺える。この国際舞台は、更なる時代のイメージングを求め始めているだけに斬新なコンセプトが勝負となる。私も気を引き締めて新たなコンセプトメイキングに思考を集中させたい。同時に近隣諸国のアウトバンド、インバンドの動きも見逃せない。
今年も最終日に蓮池槇郎さんからホームパーティにご招待いただいた。NEOREALの企画、制作、運営の緊張感で疲弊していたが、蓮池 さんの時代を捉える眼力が刺激となり新たなエネルギーチャージができた4時間だった。
【お知らせ】 デザイナーの登竜門。第19回富山プロダクトデザインコンペティションの募集を開始しました。 http://compe.japandesign.ne.jp/dw_toyamadesign/2012/